Cherry


「……みーくん……」


みーくんは もう一度
深いキスをして




何度もキスをした



まるで、みーくんに唇を食べられちゃうみたいに



キスは、だんだん激しくなる



私は、もう夢の中にいるみたいに



何も考えられない




みーくんが優しく私の唇を舌でなぞった時


ビクッて


全身が甘くしびれた みたいになって



恥ずかしくて
みーくんの胸に顔をうずめた



ドキドキドキドキ……


どうしよう…


ホントに?
ホントに私みーくんと……



みーくんは私を抱きしめて



「………怖い?」



そう聞いた



私はみーくんの腕の中で首を横にふる



「怖くないよ……でも……」


「でも?」


「恥ずかしい……」


それを聞いたみーくんは


クスクス
少し笑って


私の髪をなでる


私はみーくんに しがみついた まま



「……オレは優しいお兄さんなんかじゃないよ……」



「……え?」



「姫は、それでもオレの事好きなの?」


「……みーくんが…みーくんなら、どんな、みーくんでも好き……」



みーくんはぎゅうってきつく私を抱きしめる



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