Cherry
「……みーくん?」
激しいキスの後お互いに少し息があらかった
「だめだ……っ」
「……へ?」
「だめだ。姫、今…オレに近づかないで」
みーくんは私に背を向けて窓際に立ってトン…って握った片手をカーテンがひいてある窓につけた
「オレ……ヤバい、ブレーキきかなくなってる……」
ドキン…
「いいよ……私……」
「だから…だめだって」
みーくんの声
震えてる
「付き合ってもない男に…そんな事を言うな……」
ズキッ
胸が痛む
それって……やっぱり私とは付き合えないって事…?
みーくんは、振り向いて
私の腕をひっぱる
「……もう寝ろ…」
ベッドルームに私を押し込んで
バタンっ
ドアがしまる
「……みーくん…」
1人ベッドルームに取り残される
暗いベッドルームに
雨音が響いて
私をさみしい気持ちにさせた