Cherry
「みーくんこそっ。急に連絡しなくなった」
私が怒って言うと
「だって姫ケータイ出てくれなかっただろう」
うっ……
確かに無視したのは私
「まさか、この間に他の男の子と仲良くなるとは……」
「ちょっと待ってよ……何か訳わからない」
今日は何で急に来たの?
みーくんは私から離れて
ベッドに座った
「はぁ……」
みーくんは ため息をついて
「姫、留守録聞いてないだろ」
だって怖くて聞けなかった
「…だって、みーくんは後悔してるでしょ」
うつむいて言うと
「オレは姫に待ってて欲しいって言いたかったんだ」
待ってて?
何を?
「後悔はしたよ。オレには付き合ってる女性がいた」
やっぱり………
じわりと
涙が浮かんでくる