Cherry
真っ暗なリビングのソファーに座って
オレは罪悪感で押し潰されそうだった
姫が好きだと思った
姫に触れたいと思った
姫と…もっと…したいって思った
オレは汚れてる……
いつだって
姫がオレを救ってくれた
寂しかった気持ちも
疲れた時だって
「みーくん」って
真っ直ぐオレを見て
笑ってくれた
その笑顔でオレを
救ってくれた……
姫はオレの全てだった……
なのに
その大切な姫に
まだ子供なのに
こんな気持ちになるなんて
オレは汚れてる
そう思うと
ポタポタ涙が落ちて
なんでだろう
なんでこんな………
涙が出るんだ………
その日の夜
オレは
声を押し殺して
泣いた