Cherry
「ほら、白崎。もうチャイムなるよ?」
見るに見かねた
アッキーが間に入る
「お~、アッキー」
そう言って白崎が
立ち上がる
やっと帰った。
……と思った
その時
「じゃ~ね。南」
バサッ
白崎が私のスカートめくった
「なんだ、スパッツ?色気ねぇな」
奴はそのまま走って
教室を 出ていった
「白崎~っコロスっ絶対、殺す~っ」
拳を振り上げて暴れる私を
「ハイハイ、先生くるから 座んな」
アッキーがなだめて座らせる
「あいつ、ガキだから」
アッキーは
自分の席に 戻った