Cherry
優しい目で私を見る
恥ずかしくて目をそらす私を
みーくんは
クスクス笑う
「……身体、痛くない?」
みーくんは
私の髪をなでて聞く
「……大丈夫だよ」
ダメっ
やっぱり恥ずかしい
こういう会話
恥ずかしいよ~っ
「そうだ」
みーくんが
思い出したように言った
「姫に合鍵あげるね。夜に部屋の前で待つなんて危ないから」
……合鍵
「すごいっ合鍵って彼女みたいだね」
私が嬉しくて
はしゃぐと
「彼女みたいって。姫は立派な彼女でしょ」
みーくんが笑って言った