Cherry
電話をきって
どうしよう……
アッキー………
「お母さんっ。出かけるからっ」
「南?どうしたの?」
お母さんが私を引き止める
ああ、もう……
説明なんかしてられない
「夜遅く1人なんて危ないよ南」
「でもお母さん……」
その時
ピンポーン
インターホンがなって
アッキーかもっ
そう思って出ると
「姫」
「みーくん……」
仕事帰りのみーくんだった
「どうした姫?」
みーくんの顔を見たら
一気に気持ちが込み上げて
「ど……どうしよう……友達がいなくなって……」
心配で不安で涙が出てきた
「おばさん。オレがついてるから心配しないで」
みーくんのこの一言で
「そう。なら安心ね」
お母さんも納得して
みーくんと2人で
アッキーを探した