Cherry


電話をきって



どうしよう……



アッキー………



「お母さんっ。出かけるからっ」


「南?どうしたの?」


お母さんが私を引き止める



ああ、もう……
説明なんかしてられない



「夜遅く1人なんて危ないよ南」



「でもお母さん……」



その時



ピンポーン



インターホンがなって



アッキーかもっ



そう思って出ると



「姫」



「みーくん……」



仕事帰りのみーくんだった



「どうした姫?」



みーくんの顔を見たら



一気に気持ちが込み上げて



「ど……どうしよう……友達がいなくなって……」



心配で不安で涙が出てきた



「おばさん。オレがついてるから心配しないで」



みーくんのこの一言で



「そう。なら安心ね」



お母さんも納得して


みーくんと2人で
アッキーを探した




< 202 / 442 >

この作品をシェア

pagetop