Cherry


良かった……



きっと
アッキー幸せになれるよね



ほっとして
歩いてると



ケータイが鳴った



あっ。みーくん!


「姫っ。どこにいるんだっ」



「あ…ごめんね。アッキーの家の近く…」




それから
みーくんが車で迎えに来て



一度みーくんの家に帰った



「まったく。女の子がこんな遅くに外歩いて危ないだろ」



みーくんが怒ってる


……怒った顔もカッコいい


なんて言ったら


ますます怒るかな



「ごめんね。みーくん」



ソファーに座ったみーくんに


ピタッ


後ろから抱きつく



「……別に怒ってないよ」



へへっ
みーくんに抱きつくと
大体の事は許してもらえる


みーくんは甘いなぁ



「姫……おいで」


そう言って
みーくんは
左腕を 広げる



やった


抱きしめてもらえる……



私はドキドキして


みーくんの隣に座った




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