Cherry


私が座ると


そっと
みーくんは
私の肩を抱き寄せる


きゅ~ん
胸にいっぱい幸せが広がる



「姫。おばさん心配してるかな?」


みーくんが
時計を見て言う


「心配してるなら電話くるよ?来ないって事はもう寝てると思う」



もう12時だもん
お父さんもお母さんも
絶対寝てるな



「みーくんが一緒だから安心してるんだよ。お母さんは」



みーくんは
私の顔をのぞきこんで



「1番危険な男なのにね?」


笑って言った



< 210 / 442 >

この作品をシェア

pagetop