Cherry
君が離れていく
次の日の朝
私は
お父さんとも
お母さんとも
口をきかずに 家を出た
昨夜の事が許せなかった
学校が終わると
真っ直ぐ
みーくんの家に行って
軽く掃除して
(…って言っても、みーくんは部屋キレイにしてるから掃除機かけるだけ)
ご飯作ったりして
ああ……
結婚したら
こうやって毎日みーくんの帰りを待つんだ
「…エヘヘ…」
そう未来を夢見て
幸せな気持ちで
みーくんを待つ
私の知らない所で
今、彼が
どれだけの絶望を味わっているのか
まったく知らずに