Cherry


次の日は


お母さんは私を家から一歩も出さなかった


もちろん学校にも行かせてもらえなかった



私は理由が知りたいのに



みーくんが苦しまなきゃいけない理由を



みーくんが泣いてる

独りで苦しんで



傷ついてる



そう思うと



今すぐ飛んで行って


抱きしめてあげたい



私がみーくんを助けてあげたかった




夜になって



私はたまたま階下におり



リビングの前を通った時




お父さんとお母さんの話し声が聞こえた



< 248 / 442 >

この作品をシェア

pagetop