Cherry
みーくんが
私に知られたくなかった
別れの理由
私達は兄妹………
嘘だ嘘だ嘘だ
信じない………
裸足で走って
みーくんのマンションへ行く
ダンダンダンッ……
私はみーくんの部屋のドアを叩いた
「みーくんっいるんでしょうっ」
私は叫んだ
「嘘だよねっ。私達が兄妹って嘘でしょうっ」
ガタッ……
ドアが開いて
みーくんはすごい形相で
「誰に聞いたっ」
私の肩をつかんだ
「嘘でしょう……?」
だけど
みーくんのその表情
「ねぇ……なんで嘘だよって言わないの?」
みーくんの顔が
悔しそうにゆがむ
……本当なの?
だから……
みーくんは………
ガクッ
身体中の力が抜けて
目の前が真っ暗になった
「…姫…」
みーくんの声を最後に
私は気を失った