Cherry


「私っ。みーくんをお兄ちゃんなんて思わない」



「姫……」



みーくんは
哀しそうに私を見つめた



「私はみーくんを愛してる……」



「姫…オレ達は……」



「何がいけないのっ?」



みーくんの胸元をつかむ



「血がつながってるから何?私は2人でいられれば何もいらない……」



兄妹だっていい……


誰に許されなくていい……



みーくんさえ いれば


何もいらないの……


「姫……」



哀しそうに呟いて



私を抱きしめる



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