Cherry
外に出ると
みーくんが助手席のドアを開けて
「どうぞ、お姫さま」
優しく笑う
「ありがとう」
私も笑顔で車に乗った
車を走らせて
「どこ行こうか?」
みーくんが聞く
「やっぱりデートだから……遊園地がいい」
私が言うと
「じゃ、子供の頃行ったあの遊園地行こうか」
「うん!」
「……あの~姫?そんなに見られると恥ずかしいよ」
じぃ~~~っと
みーくんを見つめる私に
みーくんは照れたように言う
「いいでしょう?私みーくん大好きだもん」
車を運転する
みーくんの横顔……
すごく かっこよくて
ドキドキする
一生分
目に焼き付ける
明日からは
1人で生きていけるように…