Cherry



もちろんわかってる……




「それでも私はみーくんと生きていきたい」





私の言葉に





「一生……私は許さない……
認めない…」




「わかってます覚悟の上です」




そう言った



みーくんも



とても哀しそうな目をした





泣き続ける お母さんを残して




私達は家を出た



私の少し前を歩く
みーくんは



私の手を強く握って



「泣いてもいいよ」


私の方を振り向かず



優しく言ったけど




「泣かないよ。これが私の選んだ道だから」




私は涙がこぼれないように




青い青い空を見上げて言った




「姫は絶対にオレが一生守るから」




みーくんは力強く言った





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