Cherry



「翠……」



お父さんは
みーくんを見つめて



深く頭を下げた




「翠…南をよろしくお願いします」




……お父さん……



「一生かけて守ります」



私は涙があふれて




「お父さん…っ」




お父さんに抱きついた




「お父さん…ごめんなさい」



次から次へと
涙があふれて



「ありがとう、お父さん…」



強くお父さんに抱きついた





「お前達は許される関係ではないけど、翠なら大丈夫。絶対に南を幸せにしてくれるよ」




お父さんも私を抱きしめて




「お前は我がまま言わないように気をつけて翠について行きなさい」




お父さんの優しい言葉に




涙が止まらないよ……





ごめんなさい



他人と違った人生歩む事



孫の顔が見せられない事




だけど




誰よりも



みーくんと幸せつかむから





「お父さん…ありがとう…
私はお父さんの娘で幸せだよ」




私はお父さんの腕の中で



たくさん泣いた






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