従兄弟とあたし*花火の夜に*
二人ともお風呂にはいりおわった頃には、夕方になっていた




『今日泊まる???そら?』




『まぁ、そのつもりかな。』






それにしても…

『きれいだね。外。』



あたしはばぁちゃん家から見える景色が大好きだった。

おっきな窓から見える、畑と山が、ちょうど茜色に染まってた。




『そうだな。夕方って涼しいし。‥‥あ‥誰か来た』



『本当だ‥。‥‥‥あれって‥‥』





毎年見る車‥‥




『たける兄ちゃんの車だよ!??あれ!!』
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