LAST LOVER



五分位経っただろうか。

いや10分はたったかもしれない。


さっきから私は俯き沈黙が続いている。

教室には私と優真だけ。

「おいっ。生きてる…」

優真が沈黙に耐えきれず私に話しかけた瞬間、




「好きっ!」



半分叫びながら言った。
多分私は顔が真っ赤なんだろうな。

「俺も前から気になってた。俺でいいなら付き合って?」


優真が微笑みながら言った。

「うん。」

私は嬉しくて泣いてしまった。

「泣くなよ〜っ」
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