LAST LOVER
[02]


――――春。
新しい制服に身を包み
私は今日から中学一年生としてこの中学に入学する。
不安と希望に満ち溢れた季節。

「えっと私の名前は…」

「あった!」


1年2組 柴田 美菜

胸をどきどきさせながら私は1年2組の教室に足を踏み入れた

女子は既に前の小学校で仲良かったグループなどでいくつかのグループが出来ていた。

私とりあえず自分の席を探しそこにカバンを置いて座っていた。

「ねえねえっ一人っ?」

話しかけてきてくれたのはショートカットが似合うサバサバした感じの女の子。

「あ、うん」

「本当っ?私井上優奈っ!優奈って呼んでね。」

「私は柴田美菜。私も美菜で良いよ」

優奈が話しかけてきてくれて私中学で初めての友達が出来た。
ちょっと人見知りな私は優奈が話しかけてきてくれてとても嬉しかった。
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