Make my day

新鮮、親友だから…




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始業式から、3ヶ月が経とうとしたいたこの頃。



すっかりクラスには馴染んで、随分と平凡に過ごしていた。
そんな中、ただ1つだけ私が入れない話があった。




「ねぇ!日和は好きな人いるのぉ??」

「ぇえ…いないかな?」




そう。恋愛話。
いわゆる、恋バナ?

クラスにこれといって、カッコイイ人がいる訳でもなく
可愛い人がいる訳でもない。


今まで、本気で好き!なんて気持ちになった事なんてないしね。




「晴海ちゃんはいるの?」

「ウチはねぇ…」



私が問い掛けると、晴海ちゃんは頬を染めた。
こーいうのが、乙女っていうんだね。
なんか新鮮だなぁ…。



「誰にも言わない?」

「当たり前じゃん。親友でしょ?」



晴海ちゃん、いるんだ…。
誰だろう。


「恩田…っかなー」



恩田?…
ぇぇえ!?


恩田は、見た目的に狼みたいな眼つきをしている男の子。
通称、狼男。

そんな風に思ってるのは、私だけだけど。




「恩田かぁ。ちょっと顔立ちいいもんね」

「なんか、好きになっちゃった」

「大丈夫!応援してるからっ」






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