夢からなるキミへ

*恋に気付いた夜*

僕は部屋に帰りシャワーを浴びて、朝食もとらずに別のスーツに着替え会社へと向かった。

この日僕は、寝ていないのと一晩中水の中にいたのが原因で、体調がすぐれなかった。

一日中頭はボーッとしていて、熱っぽい感じで、風邪をひいてしまったようだ。

仕事も失敗の連続で、上司に怒鳴られた。

散々な目にあいながらも、僕は何とか仕事を終え、もう歩くのもしんどくて、今日はタクシーで部屋まで帰った。

部屋につくなり室内着に着替え、そのまま布団の上に倒れ込んだ。

次の日も僕の風邪は良くならず、会社を休んだ。

僕はしんどいながら親友のヒロに電話した。

『ヒロ…悪いんだけど、時間があったら風邪薬買って来て欲しい』

僕は電話の向こうのヒロに頼んだ。

『ケイゴ、お前風邪ひいたのか?今から授業だから夜まで行けないけど、それでも良いか?』

電話の向こうでヒロは僕を心配してくれてた。
< 11 / 92 >

この作品をシェア

pagetop