夢からなるキミへ
『自分の気持ちには素直にならなきゃダメですよね…僕自分の気持ちをごまかさずに、素直になります。僕は…僕は…僕はミズキさんの事が…』

僕は自分の思いをミズキに伝えようとしたら、ミズキは突然僕の背後を見て大声を出した。

『リュウゴ!!』

ミズキは突然誰かを追いかけた。

僕は背後を振り返り、ミズキを追いかけた。

『リュウゴ!!リュウゴー!!』

ミズキは必死に名前を呼びながら、一人の男の腕を背後から掴んだ。

腕を掴まれた男はミズキの方を振り向いた。

『リュウゴ…あっ!!すみません、人違いでした』

ミズキは人違いだった男に頭を下げて謝った。

僕がミズキに追いつくと、ミズキは元気なく悲しげだった。

『ミズキさん、どうしたんですか?リュウゴって誰ですか?』

僕は元気のないミズキを心配し、疑問に思った事を尋ねた。

『ごめんね、ケイゴ。リュウゴはあたしの前の彼なの…』

ミズキは凄く思い詰めたような顔をしていた。
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