夢からなるキミへ
『ハイ、どうぞ』

僕はミズキに卒業アルバムを手渡した。

ミズキは卒業アルバムを受け取り、中を開いた。

『あっ、これケイゴだ…変わってないね』

ミズキは集合写真の僕を見て、笑っていた。

『ハイ、終わり』

僕は写真を見せるのが恥ずかしくなって、ミズキから卒業アルバムを取り上げた。

『えー、もっと見せてよ!!』

『ダメです。早く荷物を片付けなきゃ日が暮れちゃいますよ』

僕は卒業アルバムを棚に戻し、僕とミズキは荷物を片付け始めた。

そして1時間が過ぎる頃には、荷物を片付け終わった。

『ふーぅ、片付いたわね。よし、ケイゴ…夕食の買い物に行こうよ?』

『そうですね、行きましょうか』

僕とミズキは二人で手を繋ぎ、近くのスーパーへと向かった。

『何かこうやって手を繋いで、二人揃って夕食の買い物に行くなんて…新婚夫婦みたいね』

ミズキは少し恥ずかしそうに笑っていた。
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