夢からなるキミへ
そして僕たちは色々店内を見て回っていると、小さい女の子が泣いていた。

ミズキは突然その女の子のもとに駆け寄った。

『どうしたの?』

ミズキはしゃがみ込み、女の子と目線を合わし尋ねた。

しかし、女の子はずっと泣いたままだった。

『よし、よし』

ミズキは笑顔で女の子の頭を優しく撫でた。

女の子は安心感を感じたのか、次第に泣き止んだ。

『ねぇ、どうしたの?迷子?』

ミズキは泣き止んだ女の子に優しく尋ねた。

『うん…。パパもママもどっか行っちゃって…』

女の子は不安で一杯だった。

『そっか…じゃあ、一緒に捜してあげるね。名前は?』

『リンです』

『リンちゃんか。良い名前だね』

ミズキは立ち上がり、僕の方を見た。

『ケイゴ。そういうことだから、一緒に捜してあげようよ』

ミズキにそう言われ、僕はカゴを片手にミズキと一緒に、リンの親を捜した。
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