夢からなるキミへ
僕はお兄さんが教えてくれた住所を頼りに、リュウゴさんのマンションへ向かった。

そして僕はリュウゴさんが住んでいる白いマンションを見つけた。

僕がマンションの入口に差し掛かると、隣の駐車場から女性の声が聞こえた。

『リュウゴー、ちょっと待ってよ!!』

女性はそう言って、前を歩く金髪でギャル男って感じの男を呼び止めていた。

そして僕はマンションに近づいてくるその男と目が合った。

『あ、あなたがリュウゴさん!?』

『リュウゴは俺だけど…何だ?お前』

リュウゴさんは立ち止まり、僕をじっと見つめた。

『リュウゴこの人誰?知り合い?』

リュウゴさんに追いついた女性が、僕を見て言った。

『リュウゴさん…すみません、ちょっと良いですか?話したい事があるんです』

僕がそう言うと、リュウゴさんは何かを察してか、隣の女性を先に部屋へと帰らせた。

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