小さな詩集
「儚舞花(こころ)」
胸のずっと奥に
その花は咲く

凛として

脆く そして

力強く


儚舞花は揺れる

棘々しい言葉に傷つく時
淋しげな音と共にひび割れ
そのカタチを失す

温かな言葉に触れる時
柔らかな音と共に潤いながら
そのチカラを放つ

儚舞花は胸の奥で
「感情」という音を
伝え続ける
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