たった1つだけ
「おいっ、笑!!」
『洋、部活おつかれ。』
洋と……
翔だった。
『私、遅れて行ってあげるから、ひかり向こうにいるよ。』
「本当か?サンキュー笑!!」
洋は喜んでひかりのもとへ向かう。
そう、洋はひかりが好きだ。
中学のころからずっと。
そしてその場に残ったのは2人だけ。
『山田翔もおつかれ…』
「ん、あぁおつかれ。」
素っ気な…っ。
『山田翔は何しに来たの?』
「俺?飲み物買いに。」
『ふーん』
話しが続かない…。
きまずーい。
「そのこ洋の好きな子だろっ?」
『へっ?ひかりのこと?そうだよ。
っていうか山田翔知ってたんだ。』