涙が枯れるその日まで
グダグダ悩み続けて、2ヶ月が経った6月の半ば。

私は弘樹に別れを告げた。

弘樹は嫌がったけど、結局悪いのは自分だからって言って納得してくれた。


自分から別れたくせに、私はかなり落ち込んだ。

別れてから、本当に弘樹の存在が大きかったんだって再確認させられた。

2年付き合ってたから、いるのが当たり前に思ってたんだろうな。

でももうあんなつらい思いはしたくなくて、よりを戻すことは考えなかった。
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