涙が枯れるその日まで
涼は、私が別れてから今まで以上に明るく接してくれた。

夜には今まで以上に騒いだ。

私は今まで通り元気に振る舞っていたつもりだったけど、涼には無理してるのがわかったみたい。

私が楽しめるように、作り笑いじゃなくて心から笑えるように、涼はその為に色々考えてくれた。

たぶん涼がいなかったら、私は弘樹のことをずっと引きずっていたと思う。
< 118 / 301 >

この作品をシェア

pagetop