涙が枯れるその日まで
変化
夏休みになった頃、麗子から呼び出された。

少し世間話をしてから、麗子は恥ずかしそうに、ゆっくりと話した。

麗「私ね、祐司のこと好きなのかも…」

私「本当に!?」

麗「うん。なんか今更なんだけど、祐司と話してるとドキドキするの」

私「麗子可愛いな♪でも彼氏は?」

麗「昨日別れた。祐司のこと好きって気付いたから」

私「本気なんだ?」

麗「そんなこと聞かないでよ〜!でも、祐司は私には興味ないと思うんだ…」

私「なんで?」

麗「あいつは私を女として見てない!」

私「そうかなあ?」

麗「絶対そうだよ!でもそれでもいいんだ。私ね、祐司と付き合いたいとかじゃないの。そりゃあ付き合えたらうれしいけど、一緒にいられるだけで幸せだから」

私「…なんか麗子女の子みたい」

麗「みぃこちゃん、私女の子なんだけど?笑」

私「えへ♪知ってる〜笑」
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