涙が枯れるその日まで
涼「陸いきなりどうしたんだよ?みぃこびっくりして固まってんぞ?」

陸「ん?ちょっとみぃことドライブ行ってくるわ」

涼「なんで陸はみぃこばっかつれてくんだよ。たまには俺もつれてけ!」

陸「お子ちゃまな涼くんにはまだ早いって」

涼「みぃこの方がガキじゃね?」

陸「…たしかに」

涼「だろ?だからつれてけ」

陸「お前は兄貴の相手しててくれよ。俺には手に負えん」

涼「姉貴が相手すんだろ。俺らはドライブ行こうぜ。てか、みぃこはなんで黙ってんだ?」

私「話に入るタイミングがわからなくて…笑」

涼「あほだろ?まあ、早く乗れよ」

陸「なんで涼が乗るんだよ?」

涼「別にいいだろ?」

陸「俺みぃこと2人がいいんだけど。ってことで、涼は乗らなくていいから」

涼「陸ってみぃこのこと好きなのか?」

陸「好きだから2人がいいんだよ。誕生日はやっぱ好きな子といたいって思うだろ?ってことで行ってくるわ」

陸くんはそう言うと、私を助手席に乗せて車を発進させた。
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