涙が枯れるその日まで
私「痛〜い!暴力反対!」

陸「それ大袈裟だろ?」

私「私はか弱い乙女なんだから〜!」

陸「たしかに見た目と違って中身はか弱いよな」

私「…それって褒めてるの?けなしてるの?」

陸「ん〜、、両方?」

私「複雑な心境です…」

陸「てか、みぃこって目を離すといなくなってそうだよな」

私「急に何?てか、それじゃあ私幽霊みたいってこと?」

陸「それは違うだろ。なんかお前見てたら、フラフラどっか行っちゃいそうだなって思ってさ」

私「私危なっかしい?」

陸「かなりな」

私「意外と図太いわよ?」

陸「態度はでかいけどな」

私「そうかしら?」

陸「図々しいけど、気が小さくて臆病で…」

私「急に人をけなし始めるな〜」

陸「でもそれが逆にほっとけなくなるんだよな。近くにいてやりたくなる」

私「陸くん?」

陸くんは黙って私を抱きしめ、キスをした。
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