涙が枯れるその日まで
陸くんがここまで語ることは今までなかった。

そんなに口数の多い人じゃないから。

陸くんの真剣さが伝わって来た。

そして、今までずっと陸くんに守ってもらっていて、甘えていた自分にこの時初めて気が付いた。


「陸くんありがとう」

そう言うと、自然と笑顔になれた。

陸「みぃこはやっぱり笑ってる方がいいな。それでこそみぃこだ!キスしていい?」

私「やだ♪」

陸「初めて断られた…俺の楽しみが〜!」

私「そんなにしたい?笑」

陸「おう」

私「そんなに私のこと好き?笑」

陸「好きだ」

私「…なんかキャラ違くない?」

陸「お前が聞いたんだろ?」

私「自爆した…」

陸「みぃこってバカだよな」

私「バカって言うな〜!」

陸「てか、マジでしちゃダメ?」

私「しつこいよ?」

陸「ダメなのか…」
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