涙が枯れるその日まで
涼「んでお前は?」

私「ん?なにが?って、あ〜!もうすぐクリスマスじゃん!パーティーしなきゃ!麗子に電話!」

涼「みぃこ落ち着け。麗子なら、パーティーするって騒いでたから大丈夫だ」

私「さすが麗子♪涼は彼女と過ごすんでしょ?プレゼント買った?」

涼「いや、俺も麗子のとこ行くから」

私「え?彼女は?」

涼「人数多い方が楽しいだろ?」

私「彼女かわいそうじゃない?」

涼「俺はお前らと過ごしたいんだ」

涼はいきなり真面目に言った。


話は変わるけど、涼の悪い所はなんとなく付き合っちゃう所。

積極的に来られると断れなくなっちゃうらしい。

好きな子がいても、押しに負けて他の子と付き合っちゃうから、彼女をほったらかしにしたりすることもある。

でも涼は本当はかなり一途なの。

今はわからないけど、1年くらい前までは好きな子がいたらしい。

近所に住んでた1つ上の女の子。

小さい頃からずっと好きで、涼の初恋だったみたい。

気持ちを伝えたんだけど振られちゃって、その後気まずくなっちゃったんだって。

その子は1年前に引っ越しちゃったらしい。

前に祐司からそう聞いた。
< 153 / 301 >

この作品をシェア

pagetop