涙が枯れるその日まで
私「涼が好きなの」

涼「…」

私「…」

涼「…」

私「反応なし?」

涼「お前それ笑えないぞ?」

私「私の好きな人聞いて笑いたかったわけ?」

涼「そうじゃなくて…」

私「涼バカだな〜!冗談だって♪真に受けないでよね」

私は自分が傷つきたくなくて逃げた。

必死にごまかした。

涼が困るのはわかっていたはずなのに、軽い気持ちで言ってしまった事を後悔した。

私「ねえ涼、早くブランコ乗りたい!早く行こう」

私は涼の顔を見たくなくて、走り出した。

涼「みぃこ!」

涼に呼ばれたけれど、振り返らずに走って公園まで行った。
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