涙が枯れるその日まで
先に公園に着き、ブランコに座って涼を待った。

歩いて来る涼が見えた。

涼「お前言い逃げ?てか、いきなり走り出す癖直せ」

私「だってブランコ早く乗りたくなったんだもん」

涼「みぃこ、お前どうしたいんだよ?」

私「何が?」

涼「あれは本当に冗談なのか?」

私「…冗談だよ」

涼「そうか。つまんない冗談言うなよな」

私「ごめんね。酔っ払いだから許して♪」

涼「俺酔いさめちまった」

私「涼は酔うとうるさいから、さめた方が静かでいいよ。笑」

涼「みぃこはいつもうるさいけどな。笑」

この時の涼は何か言いたそうだった。

でもはっきり振られるのが怖くて、涼に言わせないようにしゃべり続けた。


でもかなり後で、涼が言いたかった事を知った。
私が考えていた事とは違う事だった…
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