涙が枯れるその日まで
高2になって少し経った頃、私には事件が起きた。

自業自得なんだけどね…


ある日、中学時代の友達に男の子を紹介された。

その友達は私の家の近くの高校に行っていて、紹介された男の子は友達と同じクラスの子。

メールをして2日目、私は友達の家から暗い夜道を歩いて帰ってたの。

それを言ったら、送ってくとか言い出してその人が来ちゃったんだよね。

来てくれたから途中まで送ってもらおうと思ったんだけど、あまり家は知られたくなかった。

でも帰る気配がなくて、土手を散歩することにしたんだ。

でも田舎の夜に土手なんか行ったのは間違いだった…

土手は人気がなく、月の光が辺りを照らすだけ。

その中で、私はその男に襲われた。

最初は抵抗したけど、いくら叫んでも人がいないのは明白で…

力で勝てるわけもなく…

怖さのあまり、途中からはされるがままだった。

早く終わる事だけを祈った…
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