涙が枯れるその日まで
告白
1ヶ月近く経ち過保護な涼に慣れた頃、私は落ち着きを取り戻していた。

そして1ヶ月前はイライラし、神経質になっていた涼も落ち着いて来た。


日差しが強くなった7月の初め、涼と私は土手にいた。

嫌な思い出のある場所だけど、私が小さい頃から好きだった場所だから…

嫌な事を忘れることはできなぃけど、それ以上に今までの思い出が詰まっていた。

そこに流れている川は、私の母だからって友達に言うくらい好きで、落ち着く場所だった。
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