涙が枯れるその日まで
涼「お前さ、なんでわざわざここ来んの?」

私「だってこの川は私の母だもん♪1ヶ月近く来てなかったから、なんか落ち着かなかったんだよね」

涼「お前川とか山とか好きだよな」

私「好きだね〜。この場所は小学生の頃から、ずっと座って川見てたもん」

涼「だからってここには1人で来んなよ」

私「1人ではさすがにまだ来れないよ。だから涼に一緒に来てもらったんだもん」

涼「来たくなったら言え。すぐ来てやるから」

私「来てくれるんだ?最近の涼は過保護だよね。笑」

涼「みぃこが危なっかしいんだよ」

私「あはは。それは否定できないかも」

涼「ちゃんと見てないと見失いそうだよな」

そういえば、陸くんにも似たようなこと言われたな。
私そんなに危なっかしいのかしら?

私「ねえ涼…」

私が話そうとしたら、涼に遮られた。

涼「みぃこ、俺ってどんな奴?」

私「は?」

涼「お前から見た俺ってどんな奴?」

私「親友!」

涼「そうじゃねえよ。具体的にだ。なんでもいいから言ってくれ」

涼はいきなり意味のわからないことを言ってきた。
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