涙が枯れるその日まで
私「涼は良い奴だと思うよ。優しいし、面白いから一緒にいて楽しいもん。」

涼「そっか」

私「本人を前にして言うの恥ずかしいんだけど。言わせてどうしたいの?」

涼「ん?自己満足。笑」

私「…殴っていい?」

涼「まあ、ちょっと確認したかっただけだ」

私「確認?」

涼「お前に嫌われてないかの確認」

私「何それ?嫌いなわけないでしょ」

涼「なんか笑えてきた。俺かなりのビビりだわ」

私「今ビビり関係なくない?」

涼「あ〜!もう色々考えるのやめた。俺みぃこが好きだ」

私「…え?」

涼「今まで気付かなかったか?」

私「うん…」

涼「みぃこ本当に鈍感だよな」

私「そうかもね…」

涼「いきなり悪かったな。返事は今すぐじゃなくていいから」

そう言うと、涼はバイクに乗って行ってしまった。

私はただ驚き、固まっていた。
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