涙が枯れるその日まで
次の日、私は昨日と同じ場所で涼と待ち合わせをした。
返事をする為に。


涼「俺まだ心の準備ができてねえんだけど?笑」

私「じゃあ帰ろうか?」

涼「いや。大丈夫だ」

私「あのね、私回りくどい事できないから、もう本題入っていい?」

涼「おう」

私「私涼が好きだよ。でもそれは友達としてであって、恋愛じゃない。涼を友達以上には見れないの…」

涼「やっぱりダメか…わかってたけどな」

私「ごめん…」

涼「謝るなよ。みぃこは何も悪いことしてないだろ?」

私「涼、あのね…」

涼は私の言葉を遮った。

涼「なあみぃこ、俺こんな事でお前と気まずくなりたくねえ。時間かかるかもしれねえけど、今まで通りがいい」

私「私も。ずっと涼と一緒にいたい」

涼「少し待っててくんね?この気持ち落ち着けるから」

私「わかった。待ってる」

涼「俺の代わりに、祐司か陸に送り迎えしてもらえ。お前を一人にさせるわけにはいかねえから」

私「本当に涼は過保護だなあ」

涼「お前には過保護くらいがちょうどいいだろ」

そして、この後涼は私を送ってくれた。
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