涙が枯れるその日まで
祐司のお父さんが亡くなってから半月ほど経った8月の初め。

夏本番で、毎日暑い日が続いていた。

祐司はまだ落ち込んでいたが、明るく振る舞っていた。


この日、1ヶ月振りに涼からの電話がかかってきた。

でも、その電話は私が望んでいた内容ではなかった。というか、信じがたい内容だった…
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