涙が枯れるその日まで
涼「…」

私「もしもし?涼?」

涼「みぃこ…」

私「何?」

涼「あのな…」

私「涼どうしたの?暗いよ?なんかあったの?話して?」

涼の声は暗く、元々声が低いのにさらに低く、ぼそぼそと話していた。

明らかに様子がおかしかった。


涼「浩さんと陸が…」

私「浩さん?陸くん?2人がどうしたの?」

涼「事故ったって…」

私「…え?事故?」

涼「今から病院行くけどお前も行くか?」

私「行く!」

涼「じゃあ今すぐ出てこい。すぐ着く」

そう言って涼は電話を切った。

私は急いで家を出た。

するとすぐに涼の親の車が来て、私の前に停まった。

私は飛び乗った。
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