涙が枯れるその日まで
涼が何で暴力をふるったのか、この時の私にはわからなかった。

この時の私にもう少し余裕があったなら、涼の気持ちをわかってあげることができたのかもしれない…

涼がどんなに変わってしまったとしても、根本的な性格は簡単に変わるものじゃない。

私が知っているのは涼のほんの一部だけかもしれないけれど、その一部だって涼なんだから。

涼はこれからさらに壊れていくことになる…
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