涙が枯れるその日まで
夏休みが終わり、また大学の授業が始まった。

そんなある日、麗子から電話が掛かって来た。

私「麗子久しぶり♪」

麗「みぃこ、祐司と涼がケンカした…」

私「あの2人は昔からよくケンカしてたじゃん」

麗「今回はちょっと違うの…」

私「原因は?」

麗「涼が女の子妊娠させちゃったの…」

私「え?妊娠?」

麗「それも3人も…」

私「ん?3つ子って事?」

麗「ううん。3人の女の子を妊娠させちゃったみたい…」

私「は?」

麗「涼がその子達に、自分は関係ないって言ったから、祐司がキレたの」

私「ちょっと待って!3人とも涼の子供なのは間違いないわけ?」

麗「間違いないみたいだよ…私よりも祐司の方が詳しく知ってるから、祐司に聞いた方がいいかも」

私「わかった。祐司に聞いてみる。麗子教えてくれてありがとね」

そう言って電話を切り、私はすぐに祐司に電話を掛けた。
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