涙が枯れるその日まで
私「もしもし?」

祐「よう。元気か?」

私「なんとかやってるよ」

祐「…」

私「祐司?何かあった?」

祐「俺別れちまった」

私「そっか。どれくらい付き合ってたっけ?」

祐「2年くらいか?」

私「そんな付き合ってたんだね」

祐「…みぃこ?」

私「ん?何?」

祐「俺回りくどいの嫌いだからはっきり言うわ。俺みぃこの事好きだ」

私「え?本気で言ってる?」

祐「俺が冗談でこんな事言えるわけねえだろ。まあ、言いたかっただけだ。お前は彼氏とうまくやれよ。いつでも相談のってやるから。な?」

私「ありがとう…」

祐「それだけだ。じゃあまたな」

そう言って、祐司は電話を切った。

私は信じられなかったんだ。

祐司の彼女からは聞いていたけれど、まさか本当だとは思っていなかったから。

私はきっと祐司にも甘えすぎていたんだと思う…
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