涙が枯れるその日まで
待ち合わせたのは私が大好きだった土手。

私が行くと祐司はもう来ていた。


私「待たせてごめん」

祐「んなことねえよ。んで、どうした?」

私「いきなり本題入るんだ。笑」

祐「回りくどいのは嫌いなんだよ」

私「祐司そればっかり言うよね。まあ、いっか。あのね、涼に会おうと思うんだ」

祐「は?会ってどうすんだよ?お前また殴られたいのか?ドM?」

私「違うから。涼とちゃんと話さないと、私達前に進めない気がするんだ。話して本当に変わるかなんてわからない。てか、たぶん変わらないと思う。それでも、話さなきゃいけないと思うんだ」

祐「じゃあ俺もついてく」

私「祐司まだ涼と仲直りしてないんでしょ?友香から聞いたよ。あんなケンカした後に、私と祐司が一緒に行ったら、まともに話なんてできないよ」

祐「でもまた殴られたら…」

私「1回くらい殴られたって大丈夫だよ。その時は看病してね♪笑」

祐「…頑固者」

私「それが私ですから♪」

祐「でもやばくなったら連絡しろ。すぐ行ってやるから」

私「ありがとう」

そう話して、祐司は帰って行った。
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