涙が枯れるその日まで
着いたのは涼の家だった。
涼「ちょっと待ってろ」
そう言って涼は車を降り、家の中へ入って行った。
涼はすぐに戻って来た。
涼「お待たせ」
私「何してたの?」
涼「これやるよ」
涼はリボンの掛かった小さい箱を差し出した。
私「なに?」
涼「どうみてもプレゼントだろ」
私「マジ?」
涼「いいから受け取れや」
涼が私の手の平に乗せた。
私「開けていい?」
涼「おう」
私は丁寧に箱を開けた。
中には、リボンのネックレスが入っていた。
私「これって…」
涼「前に欲しいって言ってただろ」
私「かなり前にね。笑」
涼「本当は3年前の誕生日に渡すつもりだったんだよ」
私「んで、渡せずに今まで持ってたと?」
涼「悪いか?」
私「ううん。ありがとう」
それは昔、何気なく涼に欲しいと話した物だった。
渡せなかったこのプレゼントを、今までずっと持っていた涼が可愛く思えた。
涼はプレゼントって物が苦手で、ほとんど人にプレゼントした事がない。
私もこれが涼からもらった初めてのプレゼントだった。
涼「ちょっと待ってろ」
そう言って涼は車を降り、家の中へ入って行った。
涼はすぐに戻って来た。
涼「お待たせ」
私「何してたの?」
涼「これやるよ」
涼はリボンの掛かった小さい箱を差し出した。
私「なに?」
涼「どうみてもプレゼントだろ」
私「マジ?」
涼「いいから受け取れや」
涼が私の手の平に乗せた。
私「開けていい?」
涼「おう」
私は丁寧に箱を開けた。
中には、リボンのネックレスが入っていた。
私「これって…」
涼「前に欲しいって言ってただろ」
私「かなり前にね。笑」
涼「本当は3年前の誕生日に渡すつもりだったんだよ」
私「んで、渡せずに今まで持ってたと?」
涼「悪いか?」
私「ううん。ありがとう」
それは昔、何気なく涼に欲しいと話した物だった。
渡せなかったこのプレゼントを、今までずっと持っていた涼が可愛く思えた。
涼はプレゼントって物が苦手で、ほとんど人にプレゼントした事がない。
私もこれが涼からもらった初めてのプレゼントだった。