涙が枯れるその日まで
寒い冬の夜に公園に来る物好きなんて他にいるはずもなく、公園には私達だけしかいなかった。
この公園には小さな展望台があり、私達はそこへ行った。
眼下には、まばらだけど夜景が広がっていた。
風が強く吹いていて、私は少し震えていた。
涼「寒い?」
私「ちょっとね」
すると涼は繋いでいた手を離し、私を後ろから抱きしめた。
涼「少しはいいだろ?」
私「あんまり変わんないかも。笑」
涼「ここは温かいって言うとこだろ?」
私「まあ、いいじゃん♪」
涼「なあ、みぃこ?」
私「なに?」
涼「お前が大学卒業したら、結婚しねえ?」
私「…はい?」
涼「嫌か?」
私「気が早過ぎるでしょ?」
涼「俺はお前じゃなきゃ嫌だ」
私「涼、私は軽い気持ちで結婚って言葉を口にしたくないんだ。だから今まで彼氏に結婚したいとか言われてもごまかしてきたの」
涼「今までの奴らと一緒にはされたくない」
私は涼の腕の中でくるっと回り、涼の方を向いた。
私「卒業するまでの3年間待てる?」
涼「今まで5年待ってたんだぞ?大丈夫だよ」
この公園には小さな展望台があり、私達はそこへ行った。
眼下には、まばらだけど夜景が広がっていた。
風が強く吹いていて、私は少し震えていた。
涼「寒い?」
私「ちょっとね」
すると涼は繋いでいた手を離し、私を後ろから抱きしめた。
涼「少しはいいだろ?」
私「あんまり変わんないかも。笑」
涼「ここは温かいって言うとこだろ?」
私「まあ、いいじゃん♪」
涼「なあ、みぃこ?」
私「なに?」
涼「お前が大学卒業したら、結婚しねえ?」
私「…はい?」
涼「嫌か?」
私「気が早過ぎるでしょ?」
涼「俺はお前じゃなきゃ嫌だ」
私「涼、私は軽い気持ちで結婚って言葉を口にしたくないんだ。だから今まで彼氏に結婚したいとか言われてもごまかしてきたの」
涼「今までの奴らと一緒にはされたくない」
私は涼の腕の中でくるっと回り、涼の方を向いた。
私「卒業するまでの3年間待てる?」
涼「今まで5年待ってたんだぞ?大丈夫だよ」