涙が枯れるその日まで
奈々さんが部屋に入って来た。

奈「なんか涼とみぃこ雰囲気変わってない?」

母「だって二人は付き合ってるんだもんね♪」

奈「え?本当!?涼良かったね〜!」

母「これでみぃこちゃんが私の娘になるのね♪」

涼「頼むから二人で勝手に盛り上がらないでくれ」

母「だって付き合ってるんでしょ?」

涼「まあ…」

奈「みぃこ、本当にこんなバカでいいの?」

涼「バカじゃねえよ!」

私「バカな涼だからいいんですよ♪笑」

こんな感じで最初から騒ぎっぱなし。

皆で料理をつまみながら色んな話をした。

奈々さんは今はだいぶ落ち着いて来て、たまにパニックを起こすが普通に生活できる様になったらしい。

というか、この日の奈々さんは最強だった。

私達が付き合い出した理由を根掘り葉掘り聞き出そうとするし、
「ゴムは着けなさいよ」
って言い出すし…

なんだかたくましくなっていた気がする。
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